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「みかもの月」の詰め放題チャレンジってヤバくない?やってみたいニョロ
エンタメ性もあってオモシロイ企画だけど、詰め方によっては商品が潰れたりする可能性があるから、丁寧に詰めることが大切だケロ
こんにちは、りょうです!
旅行や出張で他県を訪れた際、土産物売場で「あれ?これどこかで見たことあるような…」と思ったことありませんか?
黄色くて丸いスポンジ生地にカスタードクリームが入っているお菓子はその典型で、旅行に行った知人・友人からお土産でもらったことがある方も多いと思います。
そんな日本各地にあるそっくり商品(私は月系お菓子と呼んでいます)ですが、正直「見かけが同じなら味も同じなんじゃないの?」と思っていました……一連の比較レビュー記事を書き始める前までは。
この記事では、月系お菓子の中でもローカル色の強い「みかもの月」と「瀬戸の月」の2商品を徹底比較しました!
- カスタードクリームが入ったスポンジケーキが好き
- 栃木県もしくは愛媛県に近々出かける予定がある
- あまり知られていない隠れた逸品を探すのが好き
みかもの月 | 項目 | 瀬戸の月 |
---|---|---|
栃木県小山市 | 生誕の地 | 愛媛県新居浜市 |
景勝の地「みかも山」にかかるまぁるいお月様をイメージ | 名前の由来 | 瀬戸内海の夜空に浮かぶ月をイメージ?(あくまで予想) |
蛸屋 | 製造者 | ハタダ |
不明 | 発売日 | 不明 |
200円 | 価格 /個 | 134円 |
42 g | 重さ | 46 g |
ふわふわで口あたりのやさしいスポンジに、こだわり卵「つがのさくら」を使って練り上げたカスタード | 特徴 | きれいなお月さま色のふんわり生地でカスタードを包み込んだ優しい風味のふわふわカスタードケーキ |
155 kcal 1.5 g 5.4 g 25.1 g 0.1 g | 栄養成分 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量 | 116 kcal 2.0 g 4.2 g 17.9 g 0.05 g |
白桃、メロン、マロン | バリエーション | ふんわりみるく |
なし | 受賞歴 | なし |
みかもの月を製造しているのは栃木県小山市にある御菓子司 蛸屋。
元々はタコ焼き屋さんだったのかな?なにゆえ🐙オクトパス?
実は、蛸屋の発祥の地は宮城県の仙台(萩の月の本拠地ですね)。
仙台藩主である伊達公よりご愛顧を賜り、蛸の看板を掲げるようになって以来、蛸の愛称で親しまれ
蛸屋の公式HPに記載があったっぽい
それで、伊達のお殿様が「屋号を蛸屋と名乗るがよい」と言ったとか。
当時、菓子屋は菓子屋らしくない名前を、魚屋は魚屋らしくない名前を命じられたようで、その蛸屋が栃木県小山の地へ移転してきて現在にいたります。
蛸屋で一番人気の看板商品が「みかもの月」です。
カスタードクリームに栃木県産の卵「つがのさくら」が使用されています。
栃木県内でも数少ない自家配合飼料で育った甘みのある卵で、とても素材にこだわりを持っているのを感じますよね。
さらに蛸屋さんは和菓子の命とも言える餡を機械ではなく、昔ながらの手作りで作っているというこだわりの強さ。
それが地元の方だけではなく地方の方からも親しまれる所以なのだろうなと思います。
「みかもの月 詰め放題」というお得な企画があるんですよ。
蛸屋本社工場の「おかしパーク」でチャレンジできます。
エンタメ性もあってオモシロイ企画…だとは思いますけど、これ、パンパンに入れるから確実に潰れちゃうでしょ。
うたっている商品の特徴「ふわふわで口あたりのやさしいスポンジ」が、変わってきちゃうけど大丈夫そ?
他の月系お菓子メーカーさんが知ったら「商品に対する愛が感じられない!」とか炎上しそうな気配もチラホラ(^^ゞ
瀬戸の月を製造しているのは菓子処 畑田本舗さん(ハタダ)。
「栗タルト」が超有名な、創業から約90年のかなりの老舗です。
店舗も愛媛県内に30店舗、県外に24店舗、合計54店舗もあるので、中国・四国地方の方でしたら手に入れやすいかと思います。
ただねー…「瀬戸の月」って看板商品ではないみたい。
公式のSNSにも商品名が出てこないし、お店としても推してない脇役商品っぽいです。
全て左側がみかもの月、右側が瀬戸の月です。
クリックすると画像が大きく表示されます。
袋から出してみると、やはり似たお菓子といえど色合いが違ったり、瀬戸の月はトレーに乗っていたりと、違いがありました。
では、いよいよ実際に食べ比べていきます。
まず色ですが、「みかもの月」は黄色みが強めで、「瀬戸の月」はザ・スポンジ生地というような薄い黄色です。
大きさは「みかもの月」の方が直径で1 cmほど大きいですが、厚みに関しては「瀬戸の月」の方がやや厚めで、どちらも食べやすいサイズでした。
「みかもの月」は、包丁で切るとき押さえていた指の跡が軽くついてしまうくらい柔らかく、持つときも形を崩さないように…と少しドキドキしました。
実際食べてみると生地自体が脆いわけではなかったです。
味も、素朴でシンプルなスポンジ生地の味といった感じ。
「瀬戸の月」はころっとぷりっとしていて、しっとりしていながらもしっかり食感も楽しめる柔らかさ。
食べ終わった時に鼻から抜けるたまごの優しい甘い香りがとてもよかったです。
商品を比較する上で、違いが最もわかりやすかったのがクリームでした。
「みかもの月」はねっとりしたクリームで、食べた瞬間にクリームからたまごの濃厚な風味が押し寄せてきます。
蛸屋さんのカスタードに対するこだわりが伝わってきて、とても満足感がありました。
甘いものがお好きな方におすすめです。
「瀬戸の月」はクリーム自体はそこまで甘すぎず上品。
生地の甘みと合わせてちょうど良いバランスだなと感じました。
「みかもの月」が気になって、もっと詳しく知りたいと思ったあなた!
とっておきの記事を教えます👇
今回は小山銘菓「みかもの月」と愛媛銘菓「瀬戸の月」について比較レビューを書いてみました。
見た目は似ているけれど、それぞれの特徴がはっきり出ていて、すごく楽しい食べ比べでした。
個人的には、甘いものがお好きな方には「みかもの月」、ほっとするような甘さが欲しい人には「瀬戸の月」がオススメかな。
- たまごの濃厚な風味が味わえる「みかもの月」は、甘いもの好きにピッタリ
- ホッとするおいしさ、生地とクリームの甘さが絶妙のバランス「瀬戸の月」
- 詰め放題のサービスはオモシロいけど、作り手さんの気持ちはどうなんだろ
地方のお菓子は入手が難しそうと思われるかもしれませんが、どちらも通販サイトで手軽にお取り寄せ可能です。
気になった方はぜひ「みかもの月」と「瀬戸の月」を食べ比べてみてくださいね。