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似たようなお菓子が売られてても価格が全然ちがったりするニョロ
最近は物価高で家計が厳しいから、似たようなお菓子なら安い方を選んじゃうよね
こんにちは、りょうです!
「黄色くて丸いカステラ生地の中にカスタードクリームが入ったお菓子」って、全国でたくさん売られていますよね。
私は今、この手のお菓子にハマっていて、全国から取り寄せたり、直接、買いに行ったりして食べ比べしています。
この3ヶ月間で100個は食べたんじゃないかな…😅
ほとんどの人は「こういうソックリなお菓子って中身は一緒でしょ、商品名と販売会社が違うだけ」と思っているかもしれませんが、実は結構ちがうんですよ。
今回はそのようなお菓子の代表として、「月でひろった卵」と「ふわころ」の2商品を取り上げ、徹底比較してみました!
- カスタードクリームが入ったスポンジケーキが好き
- 職場にいる山口県出身者となかなか打ち解けられない
- あまり知られていない隠れた逸品を探すのが好き
月でひろった卵 | 項目 | ふわころ |
---|---|---|
山口県柳井市 | 生誕の地 | 東京都千代田区 |
かわいらしくていい、やさしいやわらかい感じがする | 名前の由来 | ふんわりとしたころっと丸い形 |
あさひ製菓 | 製造者 | 市岡製菓 |
1986年 | 発売日 | 2017年 |
220円 | 価格 /個 | 127円 |
45 g | 重さ | 45 g |
琴名水を使って蒸しあげた生地、クリームの中に国産の和栗 | 特徴 | 口ほどけの良い蒸しケーキに、たまごのコクとうまみを感じられるクリーム |
131 kcal 2.3 g 4.6 g 20.0 g 0.1 g | 栄養成分 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量 | 114 kcal 2.8 g 4.0 g 16.8 g 0.12 g |
小野茶、ショコラ、プリンほか | バリエーション | レモン |
・金沢菓子博 内閣総理大臣賞 ・姫路菓子博 名誉総裁賞 ・お伊勢さん菓子博 厚生労働大臣賞 | 受賞歴 | なし |
「ふわころ」はOEM商品なので、販売者はセブン&アイ・ホールディングスです。
山口県民に「おすすめのお土産は?」と訊くと、必ずと言っていいほど出てくる「月でひろった卵」、通称つきたま(月卵)。地元の人からも愛されているお菓子です。
「月でひろった卵」の製造元である「あさひ製菓」は、お菓子以外にも郷土料理やパンなども販売し、7つのブランドを展開しています。
その中でも特に店舗数が多い「菓子乃季」というブランドが、「月でひろった卵」を販売しています。
山口県内を走る山陽新幹線沿いに店舗が点在しているので、その「手に入りやすさ」もお土産人気の理由ですね。
和菓子、洋菓子、さらにはケーキも販売しており、イメージでいうと全国にある「シャトレーゼ」が近いのかな?
そんな菓子乃季を代表するお菓子「月でひろった卵」は、以下の点から素材へのこだわりが感じられます。
- 琴名水(きんめいすい)を使用
- 卵と牛乳は地元山口県産に限定
- クリームの中にはいっている栗は安心の国産和栗
遡ること約30年、新工場の建設予定地の地下に「水」があることがわかりました。
新工場移設後、従業員の間で「水がおいしい」と話題になり、そのことを知った当時の社長が水質分析を依頼、そこで初めて美味しい水だと解明されたそう。
現在、あさひ製菓の本社工場では、琴名水の出る蛇口が無料で開放されており、地元の方や隣県から汲みに来る方もいるのだとか…
「ふわころ」は全国のセブンイレブンで販売されています。
商品名の通り、ふわふわでころんとしていてかわいらしい見た目。
パッケージにも書かれてあるように、たまごのコクやうまみが感じられるクリームが包まれています。
製造元は市岡製菓株式会社という徳島県にある和洋菓子店で、この関連会社 ハレルヤ が「月にうかれて」を製造・販売しています。
【月にうかれて】と【月でひろった卵】を徹底比較! ジェネリック萩の月「ふわころ」との関係は?丸いカステラ生地の中にカスタードクリームと言えば「市岡製菓」
Twitterで問い合わせてみたら、なんと「ふわころ」は「月にうかれて」と同じ製造ラインで作られているそう。
同社の「蒸しかすてら」もソックリなお菓子なので、市岡製菓グループはこの手のお菓子を得意としているのでしょう。
ふわころ vs. 蒸しかすてら もいずれ記事にしたいですw
「月卵」と比べると「ふわころ」の方が安価ですし、セブンイレブンは全国どこにでもあるので手軽に購入できそうですよね。
ただ……私の近所のセブンイレブンがたまたまだったのか分かりませんが、今回は3店舗まわっても「ふわころ」が売っておらず、4店舗目にしてようやくゲットしました。
なので必ず置いてある定番商品というわけではないのかも。いや、人気が出てきたのか?
2023/5/3 追記
「レモンふわころ」なんて商品が発売されてる~!😆
2024/3/23 追記
ノーマルふわころ、しばらく姿を見ないと思ってたら……
まさかの製造中止かい!
全て左側が月でひろった卵、右側がふわころです。
クリックすると画像が大きく表示されます。
ふわふわの生地×カスタードクリーム。
だいたい味の想像もできるし、そこまで大差ないんじゃない?って思いますよね。
比較してみると「あれ?全然ちがーう!」となって面白かったです。
大きさは月でひろった卵の方が直径、高さともに少し大きかったです。
また色にも違いがあり、月でひろった卵のほうが白っぽく、ふわころは黄色。
ふわころの生地は凄くきめ細かく、ふわふわというよりはつるんとした見た目でした。
写真でも分かるように生地の見た目、全然違いますよね。
食感も当然ちがっていて、もう見た目の通りでふわふわ感があるのは月でひろった卵。
ふわころはしっとりとした生地でした。
生地の厚みの関係かな?とは思いますが、月でひろった卵は食べ応えがありました。
それぞれの個性が最も現れていたのがクリーム。
月でひろった卵はあっさりとしたクリームで、生地とクリームに一体感を感じられました。
一方、ふわころはクリームにたまごのコクとうまみがあり濃厚な味わい。
パッケージにも「コクうまたまご」と表記がありますが、本当にその通りでした。
クリームの固さは、月でひろった卵の方が柔らかく、ふわころは少しコシのあるクリームで、例えるなら「クリームパンのクリーム」といったところでしょうか。
今回は山口銘菓「月でひろった卵」とセブンイレブンの「ふわころ」について、比較レビューを書いてみました。
見た目は大差ないですが、食べてみると明らかに違いました。
「どうせ一緒でしょ~」なんて思わずに、食べてみると自分のお気に入りが見つかったりして面白いかもしれません。
- 山口県民にとって「名前に月が付くお菓子」といえば「月でひろった卵」一択
- 少しコシのある濃厚なクリームでクリームパンのクリームっぽい「ふわころ」
- 和栗が理由?なんと価格差が約90円もある (゚Д゚)
この価格設定だと、おそらく、若者は「ふわころ」を選ぶような気がします。
大人も、自分で食べるのは「ふわころ」、贈り物は「月でひろった卵」のように使い分けるんじゃないかな……