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熊本銘菓、どちらがお好み?「花しんじゅ」vs「肥後の月」

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

こんにちは、りょうです!

黄色くて丸いカステラ生地の中にカスタードクリームが入ったお菓子と言えば、何を思い浮かべますか?……そう!アレが有名ですよね(👈アンケート結果から察してください)。

おいしい&作りやすいからこそ、似たような商品がいくつも全国各地で売られていて、「コレって◯◯のパクリなんじゃない?」なんて誤解されてしまうことも…(ちょっとかわいそう😭)。

そのようなお菓子の代表として、この記事では熊本県で売られている2つの商品「花しんじゅ」と「肥後の月」を徹底比較してみました!

この記事は次のような人におすすめ!
  • カスタードクリームが入ったスポンジケーキが好き
  • 熊本がたいぎゃー好きったい(これ、合ってる?😆)
  • 地元に密着したローカルな銘菓を探すのが好き

この記事を書くために、はるばる熊本県に行ってきました。ご一読いただけると嬉しいです。

商品の比較表

花しんじゅ項目肥後の月
熊本県上天草市生誕の地熊本市
品質の良い真珠(花真珠)を連想させる丸いフォルム名前の由来熊本城に浮かぶ満月をイメージ(肥後は熊本の旧国名)
春風庵製造者熊本菓房
1990年8月発売日1988年?
150円価格 /個151円
50 gくらい重さ49 g
ふわっとやわらかな蒸した生地、舌触りなめらかなカスタードクリーム特徴生地はしっかりめ、きめが細かく黄色みがかったカスタードクリーム

どこにも表示されておらず
栄養成分
熱量
たんぱく質
脂質
炭水化物
食塩相当量

151 kcal
2.4 g
7.5 g
18.6 g
0.1 g
なしバリエーション抹茶あずき
なし受賞歴なし
熊本県の島と内陸

どちらも熊本県の菓子店なのですが、春風庵は海に囲まれた島にあるのに対し、熊本菓房は内陸にあり、両者は距離にして約60 kmも離れています。

これだけ離れていたら、同じ県でも文化や味の好みが違うのでしょうね。

Why 花しんじゅ ?

上天草の景色

熊本県の天草は真珠養殖が盛んで、良質な真珠がとれます。

その中でも特に品質の良い真珠には名前が付いており、花珠(はなだま)真珠や花真珠と呼ばれています。

真珠のように綺麗な丸をしているお菓子のため、花しんじゅと名付けられたのです。

花と真珠という意味ではないよ👆

この手のお菓子は名前に「月」とか「ムーン」が付くことが多いのですが、花しんじゅだなんて素敵すぎます。

「花しんじゅ」の作り手 春風庵

自然豊かな町にある小さな菓子店

「花しんじゅ」は上天草にある春風庵(しゅんぷうあん)が作っています。

私は車で春風庵まで行ったのですが、一度、この店の前を通り過ぎました😅 なぜなら、パッと見、菓子店だと気付かないくらい民家っぽい外観だったから。

駐車スペースも狭かった(2台くらい?)

田舎によくある家族経営の小さな菓子店…そういう印象を受けました。

お客さんがいっぱい

私は休日の昼過ぎに春風庵を訪ねたのですが、この小さい店舗に既に2組のお客様がいて、「このお店、けっこう繁盛しているんだな」と感じました。

お目当ての「花しんじゅ」は売り切れ間近だったので、きっとお店の中でも人気商品なのでしょう。

店員さん(下の写真の女性👇)の人柄といいますか接客態度がとても良かったです。

スタッフ写真(公式サイトより)
天草名物 みそまんじゅうが有名

Googleマップの口コミを見ていると、みそまんじゅう(略してみそまん)と苺大福が美味しいと書いている人が何人もいました。

天草名物みそまんじゅう
人気ランキング第1位のみそまん

ちなみに、私は蒸しどらを食べてみたのですが、とっても美味しかったです!

春風庵の蒸しどら

春風庵のことも含め、天草の詳しい情報は以下のサイトが充実しています。

熊本の老舗 熊本菓房の「肥後の月

肥後の月はまだ販売されていた!

実は最近、ちょっと心配していました。「肥後の月」が熊本菓房の公式サイトから消えていたことを。

販売中止になった?……まさか💦
それを確かめるべく熊本県に車を走らせたのでした。

その結果…

はい、普通に売っていました!カスタード味も抹茶あずき味も。

何も心配することはありませんでした。

ほっと一安心

肥後の月については以下の記事でも解説しています。

おそらく主力商品ではないね

熊本菓房さんにとって「肥後の月」はそんなに力を入れて販売している商品ではないようです。

インスタグラムの自己紹介欄でも商品から省かれているし…😭

熊本菓房
食品・飲料会社
創業72年の熊本のお菓子メーカーです。
くまもとサブレ・天草サブレ・すいぜんじ・せんば小狸・カスタードケーキ・熊本焼すぃーとぽてと・熟いもいきなりさんど・熟いもリッチケーキ・芦北のデコポンゼリー、特濃ガトーショコラなどなど

公式インスタグラムより

肥後の月、どこいったー?!

実際に比較してみた

全て左側が花しんじゅ、右側が肥後の月です。
クリックすると画像が大きく表示されます。

食べ比べてみたところ、やはり違いました。
なので食レポしまーす。

見た目

直径は同じくらい。高さは「花しんじゅ」の方が高かったです。

「肥後の月」の方が黄色みが強く、ちょっとテカってますね。

生地

生地は全然違いましたね。

「花しんじゅ」はふわふわ、しっとり。とにかくふわっふわ、ふわふわ度は過去一!右に出るもの無し。熊本弁だと、たいぎゃー柔らかい。

「肥後の月」は、触った感じのしっとり感は同程度でしたけど、フワフワ度は並でした。

クリーム

「花しんじゅ」はミルク風味がやや強いかな。

あまり甘さは感じませんでした。

「肥後の月」のクリームは固形寄りのクリーム(カスタード餡みたい)で、卵の風味が感じられました。

どことなく萩の月っぽい?でも、萩の月ほどガツンとくるフレーバーではないんですよね。

どちらも大変おいしかったです😋

まとめ

どちらもフィルムで包まれてました

今回はともに熊本県の銘菓である「花しんじゅ」と「肥後の月」を比較しました。

見た目はそんなに違いませんが、味や食感の違いがはっきり分かって面白かったです。

この記事のポイント
  1. 「花しんじゅ」は超ふんわり生地の中にミルク風味の上品なカスタード
  2. 「肥後の月」は甘さもパンチも控え目のカスタードで食べやすい
  3. 生地とクリームのバランスがとれていて、どちらもお茶請けにピッタリ

同じ県内とは言え、上天草と熊本はかなり距離がありますので、これらの商品を食べ比べる機会なんてなかなか無いと思います。わたし以外に食べ比べしたことある人、いるのかな?🤔

引き続き、全国をめぐって類似品の食べ比べをしていきます。

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