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このまえ宮城県を旅行したとき、仙台銘菓「萩の月」にそ~っくりなお菓子を見つけたニョロ
「伊達の御紋」でしょ?どうして販売エリアをかぶらせちゃったかな~🤔チャレンジ精神は認めるけども🐸
こんにちは、りょうです!
カステラとカスタードの組み合わせって、おいしいですよね。
黄色くて丸いカステラ生地の中にカスタードクリームが入ったお菓子、全国でい~っぱい売られています。
その中で最も有名なもののひとつが仙台銘菓「萩の月」。
仙台のみならず宮城県内、さらには隣県でも売られています。
その本拠地「仙台」近郊で、なんと!ソックリなお菓子「伊達の御紋」を見つけちゃいました。
そこで、この記事では「萩の月」と「伊達の御紋」を徹底比較します!
- カスタードクリームが入ったスポンジケーキが好き
- 住みやすい街No.1は仙台だっちゃ~と心の中で思っている
- 「長い物には巻かれない」生き方にロマンを感じる
萩の月 | 項目 | 伊達の御紋 |
---|---|---|
宮城県仙台市 | 生誕の地 | 宮城県仙台市 |
萩が咲き乱れる宮城野の、空に浮かぶ満月 | 名前の由来 | 宮城の戦国大名「伊達政宗」の家紋や兜をイメージ |
菓匠三全 | 製造者 | 福島県の製菓会社? |
1979年 | 発売日 | 不明 |
179円 | 価格 /個 | 142円 |
56 g | 重さ | 50 g |
まろやかでやさしい風味のオリジナルカスタードクリーム、ふんわりとしたカステラ生地 | 特徴 | たまごたっぷりのカステラ生地でカスタードクリームを包んだ生菓子 |
147 kcal 3.3 g 4.3 g 23.8 g 0.08 g | 栄養成分 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量 | 294 kcal 5.0 g 12.1 g 40.7 g 0.2 g |
なし | バリエーション | なし |
・全国菓子博 食糧庁長官賞 ・ロングライフパッケージ賞 ・JPC 日本百貨店協会賞 ・日経プラス1 読者が選ぶベスト銘菓土産1位 | 受賞歴 | なし |
伊達の御紋の販売者はアイビー株式会社なんだけど、製造者は誰なんだろ?「福島県で製造している」との情報もあるし。
2009年7月 創業者夫妻、田中實・トメのブロンズ像「あしたも」除幕式
菓匠三全 会社概要 あゆみより引用
今では全国的に有名になった「萩の月」ですが、誰が最初に「萩の月」を考え出したのでしょうか。
実は、北海道 夕張出身の田中トメさんという方が創始者なのです(正確には、旦那様の田中實さんと二人で始められました)。
残念なことに、トメさんは2019年に114歳でお亡くなりになっています(長生き❗❗)。
写真はコチラから確認できます(株式会社 菓匠三全 名誉常務という文字もハッキリ見えます)。
夕張時代は教員をされていて、終戦後に宮城県の大河原町に「菓匠三全」を設立したとのこと。
出典:2009年1月13日 北海道新聞朝刊「萩の月生んだ夕張魂」
「だてのおんもん?」「だてのごもん?」なんて読むの…?
そもそも読み方も怪しい謎に包まれたお菓子、「伊達の御紋」。
正しい読み方は「だてのごもん」!
伊達の御紋は宮城県内の限られた場所でしか手に入らない超ローカルな商品。
販売を手掛けているのは、仙台市若林区にあるアイビー株式会社です。
5個入、8個入で販売されており、パッケージにもこだわりが。
伊達家の「五色水玉模様陣羽織」や家紋である「竹に雀」がふんだんにデザインされている、紺色が目を引く素敵なパッケージ♪
もちろん伊達政宗公が使っていた兜のトレードマーク、三日月模様もばっちり描かれています!
以前は仙台駅でも「伊達の御紋」が販売されていたそうですが、販売元のアイビー株式会社へ問い合わせたところ、現在は高速道路の菅生PA上り・下りでのみ販売しているようです。
「仙台市内では買えないのか~い」
私は最初、仙台駅でも売っていると思い、1時間ほど駅のお土産屋をさまよい歩きました…
仙台で「萩の月」の牙城を崩すのって…無理じゃない?
そのチャレンジ精神は認めるけども…
なぜそのエリアで勝負を挑む~(私の心の声)
菅生(すごう)PAは村田町という仙台から高速を使って約20分の場所にあります。
現在はスマートICもできて、気軽に買いに行けるようになりました。
仙台では「萩の月」が言わずと知れた超有名なお菓子ですが、「伊達の御紋」はまだまだ知名度が低いお菓子。
宮城県へ立ち寄った際に買えば、宮城県民の仲間入りができちゃいます!
全て左側が萩の月、右側が伊達の御紋です。
クリックすると画像が大きく表示されます。
どちらも二重包装されていて、しっとり感が損なわれない対策がされていました。
食べ比べてみたところ、少しではありますが違いがあったので食レポしていきます。
大きさはほとんど一緒。
直径を測定したら、萩の月 6.5 cm > 伊達の御紋 6.3 cmでした。
伊達の御紋のほうが若干横長な感じ…?
色は伊達の御紋の方が少し黄色っぽく、萩の月のほうが白っぽい色です。
伊達の御紋はたまごたっぷりのカステラ生地を使っているそうなので、納得です…。
伊達の御紋は袋の外から中身が見えないようになっているので、どんな見た目なのか想像するワクワク感があって良いですね。
実際開けてみたらよくある見た目だったので「あ、これだよね、よくあるこれだよね」となりましたが…笑
伊達の御紋は、萩の月よりしっとりめの生地に感じました。
また、持ってみると密度がありそうな「中身が詰まっている感覚」もあります。
さすが伊達政宗公がモチーフなだけあって、重厚感のあるお菓子に仕上がっています。
実際の重さは萩の月のほうが重いですが、ふわふわ感は萩の月の方がより感じました。
味も違いましたが、舌触りが全然違いました。
萩の月はカスタードクリームの卵の風味?が強め、伊達の御紋は卵の風味は弱め。
舌触りは、萩の月がなめらかさの中に少し粒感のあるクリームに対して、伊達の御紋は非常になめらかな舌触りのしっとりクリームでした。
クリームの裏ごしの回数などに違いがあるのかな…
似たような商品でも触感や味には違いがあるのだなぁとしみじみ思いました。
萩の月はふわふわなめらか、伊達の御紋はみっちりしっとりと、どちらにも良さがあって甲乙つけがたかったので、結局どちらもたくさん食べてしまいました。
やはり、カステラ生地とカスタードクリームの組み合わせは最強ということですね😄
今回は仙台銘菓「萩の月」と、仙台生まれではあるもののまだまだ謎に包まれたお菓子「伊達の御紋」について、比較レビューを書いてみました。
萩の月は全国的にも有名なお菓子ですが、伊達の御紋は販売場所も限られており、知らない人も多かったのではないでしょうか?
同じ仙台のお菓子、同じカステラ生地とカスタードクリームを使ったお菓子なのに、認知度はほんと対照的ですよね。
いろんな街でいろんな人の思いがあって、似たようなお菓子が作られているのかと思うと、感動すら覚えます。
これからも全国の似たもの同士なお菓子を飽くなき探求心で調べてみたいと思います!
- 全国的にも有名、ふわふわ&なめらかな「萩の月」
- 超ローカル、みっちり&しっとりの「伊達の御紋」
- 味に違いはあれど、どちらもとっても美味しい
ふるさと納税で「萩の月」が返礼品の自治体がありますので、検討してみるのも良いですね。