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熊本銘菓【肥後の月】と鹿児島銘菓【かすたどん】を徹底比較!違いは和菓子か洋菓子か

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へび吉
へび吉

最近、「肥後の月」っていうお菓子をお土産でもらったニョロ

これって、鹿児島の「かすたどん」じゃない?

ケロ先生
ケロ先生

九州では「かすたどん」が有名だけど、実は「肥後の月」を出している熊本菓房の方が歴史は古いケロ

こんにちは、りょうです!

日本各地には銘菓と呼ばれる「その土地に由緒あるお菓子」が存在します。

中には名前こそ違うものの、よく似た商品も多くあります。

特に、スポンジ生地にカスタードクリームが入ったお菓子は、色々な県で目にする機会が多いです。

そのようなお菓子の代表として、この記事では「肥後の月」と「かすたどん」を徹底比較してみました!

この記事は次のような人におすすめ!
  • カスタードクリームが入ったスポンジケーキが好き
  • 全国各地のお土産の食べ比べをしたい
  • 九州を旅行する予定がある

商品の比較表

肥後の月のパッケージと中身
かすたどんのパッケージと中身
肥後の月項目かすたどん
熊本市生誕の地鹿児島市
熊本城に浮かぶ満月をイメージ(肥後は熊本の旧国名)名前の由来カスタードに「どん」(鹿児島弁で『殿』)をかけ合わせたもの
熊本菓房製造者薩摩蒸氣屋
不明発売日1988年
151円価格 /個130円
49 g重さ54 g
生地はしっかりめ、きめが細かく黄色みがかったカスタードクリーム特徴ふわふわのスポンジ生地とまったりしたカスタードクリーム

151 kcal
2.4 g
7.5 g
18.6 g
0.1 g
栄養成分
熱量
たんぱく質
脂質
炭水化物
食塩相当量

144 kcal
2.7 g
5.2 g
21.4 g
0.01 g
抹茶あずきバリエーションなし
なし受賞歴なし
肥後は熊本県の旧国名

熊本人にとって肥後という言葉は「肥後もっこす(頑固者な熊本人の気質を指す言葉)」などで使うことも多く、肥後の月は地元民に愛されるようにとネーミングされたことがうかがえます。

昭和25年創業の老舗が作る「肥後の月」

肥後の月のパッケージと中身

熊本銘菓「肥後の月」は、かすたどんに良く似たお菓子です。

九州では”スポンジ生地にカスタードクリームが入ったお菓子”というと「かすたどん」の方をイメージする人が多いのですが、製造・販売菓子店の歴史は「肥後の月」の方が古いです。

熊本菓房の創業は1950年と、1988年創業の薩摩蒸氣屋(かすたどんの販売元)に比べて、なんと38年も先輩でした!

1950年というと昭和25年ですから、かなりの老舗です。

熊本には誉の陣太鼓などで有名な「お菓子の香梅」という県民にとって超メジャーなお菓子メーカーがありますが、こちらも時を同じくして創業しています(1949年;昭和24年)。

そう考えると、熊本菓房は時代を越えて愛されてきた熊本を代表する菓子メーカーなのですね。

なお、店舗は熊本県内にしかありません。

肥後といえばアマビエ

新型コロナの流行で有名になった、日本の疫病封じの妖怪アマビエ。

これが出現したとされるのが肥後です。

アマビエの図
肥後国海中の怪(アマビエの図)
(京都大 図書館所蔵)

熊本でも手に入るかも「かすたどん」

かすたどんのパッケージと中身

薩摩蒸氣屋が製造・販売している「かすたどん」は鹿児島の定番土産です。

天皇陛下への献上銘菓でもあるため、知っている人は多いのではないでしょうか。

普段は鹿児島・宮崎と博多で

薩摩蒸氣屋の宮崎神宮東店
宮崎神宮東店

薩摩蒸氣屋の店舗数は鹿児島県内に14店舗、県外に8店舗と多数出店。

博多駅直結の博多阪急や観光客も訪れることが多い中洲川端にも店舗があり、手軽に購入することができます。

運が良いと熊本でも「かすたどん」

実は薩摩蒸氣屋が熊本県のサーキット場に出店していたりします。これは肥後の月と食べ比べるチャンスですね!

以上のように「かすたどん」は九州の様々な場所で売られていますので、九州在住の人になじみ深い商品です。

「かすたどん」については以下の記事でも解説しています。

実際に比較してみた

肥後の月をゲットできたので、実際に2つを比較してみました。

全て左側が肥後の月、右側がかすたどんです。
クリックすると画像が大きく表示されます。

見た目はとても良く似ているのですが、味には明確な違いがありました。

生地

肥後の月はしっかりとしていてきめが細かく、かための生地。

ケーキというよりは洋風のお饅頭という感じ。

食感が新しく、なかなか出会えない味でとても美味しかったです!

一方、かすたどんはふわふわ・しっとりとした、たまご感の強い生地が特徴。

色も黄色みがかっていて、蒸しケーキのようなイメージです。

抹茶のイラスト

カスタードクリーム

肥後の月は生地と同じくかために作られており、クリームというよりもカスタード餡という感じ。

たまご感も楽しめ、甘さはかすたどんよりも上品です。

ボリュームやクリームのリッチ感などで言うと全体的にかすたどんよりも主張が控えめですが、個人的にはこの和菓子らしい美味しさが好印象。

かすたどんはバター感のある(バターそのものは使用されていません)とろっとしたコクのあるクリーム。

かなりボリュームがあります。

冷やして食べるとデザート感がアップし、より美味しさが増します。

総評

全体的に肥後の月は和菓子かすたどんは洋菓子のような印象です。

どちらかというと、かすたどんの方がお子様や女性に人気が出そうな味。

一方で、肥後の月は年配の方や甘いものを普段食べない方にも幅広く喜ばれそうな味でした。

お抹茶なんかにも合いそう…!

もちろん好みもありますが、どちらもそれぞれの良さがあり美味しかったです!

まとめ

今回は熊本銘菓「肥後の月」と鹿児島銘菓「かすたどん」について、比較レビューを書いてみました。

全国に似たようなお菓子は数あれど、やはりこうやって食べ比べてみると、それぞれに個性があって楽しいですね。

旅行先でお土産に迷ったら、今回のように「全国にたくさんある似たような銘菓」を選んでみるのもいいかもしれません。

この記事のポイント
  1. 熊本の老舗が作る「肥後の月」は和菓子っぽいテイスト
  2. 九州全域で有名な「かすたどん」は蒸しケーキのような洋菓子感
  3. 実際に食べ比べてみてわかる味の違い、百聞は一食にしかず!

こういう蒸し菓子って、昔は火山の地熱を利用して作ってたりしたのかな~なんて考えてみたり……

だって、熊本も鹿児島も火山県ですもの!

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運が良ければメルカリでも売られているかも。

ぜひ、覗いてみてください。

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