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札幌タイムズスクエアって、ずいぶんハイカラな名前だけど、どこかの交差点のことニョロか?
これは実在する場所の名前というわけではなくって、作り話のフィクション物語だケロ
こんにちは、りょうです!
日本各地にある銘菓(地域に根付いた由緒あるお菓子)ですが、実は似たような商品が色々あって、その土地土地で愛されながら販売されています。
黄色くて丸いカステラ生地の中にカスタードクリームが入ったお菓子も、全国を探してみると70種類近くあります。
そのようなお菓子の代表として、この記事では「札幌タイムズスクエア」と「いのち」の2商品を徹底比較してみました!
- カスタードクリームが入ったスポンジケーキが好き
- 北海道で買うお土産が毎回代わり映えしなくて飽きてきた
- あまり知られていない隠れた逸品を探すのが好き
札幌タイムズスクエア | 項目 | いのち |
---|---|---|
北海道札幌市 | 生誕の地 | 青森県弘前市 |
製造元(菓か舎)前にある交差点がニューヨークのタイムズスクエアの様に栄えてほしいという願い | 名前の由来 | 津軽地方を舞台とした同名の大河ドラマに因んで |
三八(さんぱち) | 製造者 | ラグノオささき |
1990年 | 発売日 | 1986年 |
214円 | 価格 /個 | 150円(税込) |
50 g | 重さ | 50 g |
滑らかでミルク感の強いカスタード、ふんわりとしたカステラ | 特徴 | クリームの中にシャキシャキとした食感の果肉入りアップルソース |
142 kcal 2.4 g 5.1 g 21.7 g 0.1 g | 栄養成分 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量 | 155 kcal 2.3 g 5.8 g 23.5 g 0.08 g |
あずき、ピーチ、練乳 他 | バリエーション | りんご香ばしキャラメル、さくら、いちごみるく 他 |
なし | 受賞歴 | 第26回全国菓子大博覧会 金賞 |
比べてみると、重さや成分にほとんど違いは見られませんでした。
発売日も4年違いとほとんど差はなく、同じ時代を生き抜いてきた仲間の様な存在なのかなと感じました。
明治38年に札幌で創業した三八(さんぱち)が、1990年に新ブランド「菓か舎」を立ち上げ、主力商品として売り出したお菓子が「札幌タイムズスクエア」です。
私は10年以上、北海道に住んでいたことがあるのですが、デパートなどに行くと「札幌タイムズスクエア」が当たり前のように並んでいました。
しかし、実際に買って食べたことはありませんでした(道外からの観光者向け商品だと思ってました)。
実際、三八の社長も「主に観光をターゲットとした商品」と明言しています。
そんな私と「札幌タイムズスクエア」との出会いは2017年。
前年にタイで大ヒットした、北海道がロケ地の映画『フェーンデイ』の聖地巡礼のため、タイ人の友人達がこぞって北海道に来たとき、お勧めのお土産を訊かれたことが始まりでした。
北海道に住んでいながら、いや住んでいるからこそ、普段手に取ることのなかった「銘菓」といわれるお菓子たち…
白い恋人、六花亭、ルタオなど有名どころは置いといて、「はて?これってどんな味なんだろ?」と手に取ってみました。
「札幌タイムズスクエア」を実際に食べてみると、程よい甘さのカスタードクリームとフワフワしっとりとした生地がベストマッチで、どハマりする美味しさだったことを覚えています。
タイ人の友人達も大喜び!アロイ、アロイ(タイ語で”おいしい”)😋
「いのち」という名前は、津軽地方をテーマにした大河ドラマになぞらえて付けられたのだそう。
放送されたドラマが地元の銘菓の名前になる、なんだか素敵ですよね。
1984年の「山河燃ゆ」、1985年の「春の波涛」に続く「近代大河3部作」の第3作で、平均視聴率は29.3%と、視聴率で苦戦していた大河ドラマの久々のヒット作となったみたいです。
素朴な疑問なんですけど、青森県民がこれを店頭で買うときは…「命下さい」っていうのかなぁ?😄
仁義なき戦い…みたいなお菓子ですよね😆
県外からの旅行者がそんな場面に出くわしたらギョッとしますね。
「いのち」の製造元であるラグノオのことや、「いのち」の入手方法については以下の別記事で紹介しています。
全て左側が札幌タイムズスクエア、右側がいのちです。
クリックすると画像が大きく表示されます。
「札幌タイムズスクエア」は透明な丸いトレーの上に乗った状態でビニール袋に入れられ、さらに小箱に入った状態で売られていました。
対して「いのち」はプラスチック製の商品パッケージのみに包まれた状態で販売されていました。
食べ比べてみたところ、やはり違いました。
なので食レポしまーす。
「札幌タイムズスクエア」も「いのち」も直径は約7 cmで、全く同じサイズ感でした。
生地の色は、「札幌タイムズスクエア」は白っぽいクリーム色、対して「いのち」は黄色が強い様に見えました。
前者は雪が積もった丘をイメージしているのでしょうね、おそらく。
ところで、「いのち」の切断面を見ると、「枇杷かすた」が親戚に見えてきます。
「札幌タイムズスクエア」の生地はフワフワとしていて本当に柔らかく、口の中で溶けていく様に感じました。
ただ、柔らかすぎるあまり、持ち上げると若干ですが頼りない印象を受けました。
対して「いのち」の方はずっしりと重みがあり、生地もしっとりしっかりしていて、持ち上げても決して形が崩れず最後まで食べやすかったです。
どちらの生地にも良さがあり、またそれぞれ中身のクリームとマッチしていて、とても美味しかったです。
「札幌タイムズスクエア」のカスタードクリームは、とても滑らかでミルク感が強い印象。
さすが酪農の地、北海道の銘菓ですね!
クリーム自体もトロッとしていて、柔らかい生地と一緒に食べると本当に一瞬でなくなってしまうような口溶けでした。
対して「いのち」のクリームは、少しねっとりとしていて濃厚でした。
また、中にシャキシャキとした食感のアップルソース🍎が入っていて、甘味の中に爽やかなリンゴの酸味が程よく香り、最後まで飽きが来ず、とても食べやすかったです。
今回は札幌銘菓「札幌タイムズスクエア」と青森銘菓「いのち」について、比較レビューを書いてみました。
私の個人的な興味からこの2つの商品を食べ比べてみた訳ですが、どちらもとても美味しく、地元の方々に愛されている理由がとてもよくわかりました。
- 1990年生まれ&1986年生まれの “ほぼ” 同世代お菓子仲間
- 見かけは似てても食べると全くの別物、どっちも美味しい
- 味のバリエーションが多すぎて選べない😂
近所に「買えるお店がない!」という方は、ネット通販でゲットしてみてはいかがですか👇