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徹底比較【ぽんつく】と【ふんわりムーン】関門海峡を渡った先に愛嬌サムライがいた!

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へび吉
へび吉

令和の時代になっても、北九州に「ぽんつく侍(さむらい)」という侍がいるらしいニョロ

ケロ先生
ケロ先生

うん、それが本物のラスト・サムライだね。

「かたじけない」ば~っかり言ってるケロ

こんにちは、りょうです!

カステラとカスタードの組み合わせって、おいしいですよね。

なかでも、カスタードクリーム入りのフワフワした黄色くて丸いお菓子は、老若男女を問わず多くの人達から支持されています。

だからこそ、全国各地に似たようなお菓子があるのでしょう。

そのようなお菓子の代表として、この記事では「ぽんつく」と「ふんわりムーン」の2商品を徹底比較してみました!

この記事は次のような人におすすめ!
  • カスタードクリームが入ったお菓子が好き
  • ぽんつく侍」のことが気になって仕方がない
  • あまり知られていない隠れた逸品を探すのが好き

商品の比較表

ぽんつく項目ふんわりムーン
福岡県北九州市生誕の地山梨県甲府市
“まぬけ”という意味の方言名前の由来満月をイメージ
つる平製造者シャトレーゼ
1990年発売日2022年8月
160円価格 /個120円
55.5 g重さ60.5 g
ふくよかなスポンジで包み込んだコクのあるカスタードクリーム特徴新鮮卵とバニラを使用したカスタードクリーム

138 kcal
2.5 g
6.3 g
17.9 g
0.04 g
栄養成分
熱量
たんぱく質
脂質
炭水化物
食塩相当量

193 kcal
4.1 g
8.4 g
25.1 g
0.2 g
抹茶、バナナ、みたらし
栗、あまおう(期間限定)
バリエーション宇治抹茶あずき、チョコレート
なし受賞歴なし

こうしてみると「ぽんつく」の方が30年ほど前に発売しており歴史がありますね。

なぜ“まぬけ”を商品名にしたの?

「ぽんつく」って「まぬけ」という意味ですから、残念っ!

波田陽区(ギター侍)に斬られそうですが、

ちょっと抜けたところがあるけど、愛嬌があって憎めない人

というように、愛着を含み使われることが多かった言葉なんだとか。

やわらかい生地でフワフワしていてちょっと抜けているけれど、甘くておいしい愛嬌たっぷり、「いつまでも愛されるお菓子でありますように」という願いがこもった名前だったのですね。

ぽんつくの(ゆる?)キャラクター

ぽんつくには「ぽんつく侍」という可愛らしいキャラクターがいます。

キャッチコピーは『ちょっと抜けとう奴やけど、愛嬌たっぷり「ぽんつく侍」小倉の町の人気者』となっており、北九州弁で地元愛❤を感じます。

このやわらかい表情が愛らしく、ぽんつくのフワフワした生地を表現しているようですね。

抜けてるって…品質の方は大丈夫?

「抜けてる」って、まさか「商品の品質に多少バラツキがあっても、そこは愛嬌ってことで許してね」という意味ではないよね?「愛嬌菓子」とも書いてるし……

この点はおそらく大丈夫かと。

空気を含んだフワフワな生地のことを例えるために“まぬけ”という表現を選び、丸っこいかたちが可愛らしく、“愛嬌”という表現を使ったのでしょう

つる平ってどんなお店?

つる平の「つる」は鶴

つる平は大正12年創業で、北九州市では知らない人がいないお菓子屋さんです。

ぽんつくは、北九州市内のデパートやスーパー各所においており、「お客さんが来たけど手土産を買ってなかった・・・」となっても、買い物ついでにどこでも購入できるので、いざというときに助かるそう。

つる平のもう1つの看板商品 小倉日記

実は、つる平を代表するお菓子にはもう一つあって、「小倉日記(コクラニッキ)」といいます。

北九州市小倉に所縁のある明治の文豪「森鴎外」を偲んで生まれたお菓子で、膨張剤を使用せずに卵の膨らむ力のみでしっとりと焼き上げています。

北九州に行ったら、まずは、お土産に「ぽんつく」と「小倉日記」を検討しましょう!

あれ?これ、どこかで見たことあるなぁ~
長崎◯◯?…気になる人はコチラ

リニューアル後に人気上昇!ふんわりムーン

シャトレーゼのふんわりムーン、

以前は「富士の名月」として和風な味を中心に販売されていましたが、2022年8月に洋風・和風両方の味を楽しめる「ふんわりムーン」にリニューアル

やはり見た目からか、名前はどちらも“月”を使っています。

リニューアルしてすぐにシャトレーゼで500円以上のお買物をしたら、「ふんわりムーン1個無料引換券」が配布されていたようで、そこからじわじわと広がり今ではシャトレーゼの人気商品に!

ダブルシュー」で培ったなめらかなカスタードで素材にもこだわっており

・契約農家さんから直接仕入れた新鮮卵

・バニラビーンズのなかでも上質で高級なマダガスカル産バニラビーンズ

・厳選した国産バター

を使用し、美味しさをとことん追求しているにもかかわらず 1個120円というコスパの高さ。

お近くに店舗がない方は、ふるさと納税で「シャトレーゼの洋菓子」が返礼品の自治体もありますので、いちど検討してみるのも良いのでは?

実際に比較してみた

全て左側がぽんつく、右側がふんわりムーンです。
クリックすると画像が大きく表示されます。

ぽんつくは下に紙がついていて、ふんわりムーンはトレーに乗っていました。

食べ比べてみたところ、やはり違いました。
なので食レポしまーす。

見た目

2つとも同じような形で、大きさもほぼ一緒(直径=約6 cm)でした。

別店舗で買ったふんわりムーンは約6.5 cmだったので、個々で多少違うのだと思います。

生地の色については、ぽんつくの方が濃い黄色、ふんわりムーンが薄い黄色でした。

生地

ぽんつくの生地を食べてみるとほんのり甘く、ほろほろとした食感でとても口溶けがよかったです。

ふんわりムーンの生地の味は少し塩味を感じ、ぽんつくより少ししっかりめの生地でした。

断面を見てみると、ふんわりムーンの生地の方が分厚かったです。

力を入れなくても、ばらばらになるさま

クリーム

断面をみると一目瞭然ですね。

ぽんつくはやさしい黄色で、食感はモッタリ重ためのクリームでしたが、味はあっさり甘く食べやすかったです。

ふんわりムーンは新鮮な卵を使っているだけあって、とても濃い黄色でした。

トロっとした軽い口当たりのクリームで、バニラビーンズも入っており風味が良かったです。

まとめ

今回は北九州の愛嬌菓子「ぽんつく」とシャトレーゼの「ふんわりムーン」について、比較レビューを書いてみました。

北九州住みの知人によると、ぽんつくは、挨拶に伺う際の手土産、来客時のお茶菓子、お盆のお供え等に買っておこうかなと手に取る人が多いのだそう。

一方、自分が食べる用には、コスパが良いふんわりムーンを選ぶ人が多いのかな(知らんけどw)。

この記事のポイント
  1. やわらか生地でちょっと抜けてるけど、あっさりと甘い「ぽんつく」
  2. 全国チェーンで圧倒的なコスパの良さ、バニラが香る「ふんわりムーン」
  3. 味に違いを感じるが、甲乙はつけがたく、どちらも美味しい

カスタードクリーム入りのフワフワした蒸し菓子は、老若男女に愛されているお菓子だからこそ、全国各地に似たようなお菓子があるのでしょう。

どれが本物でどれがパクリとかは不毛な議論です。

ひとつひとつに個性があり、地域に根づいたお菓子屋さんが、その地域の人々に長きにわたって愛されるお菓子を、その土地土地で作っている、ただそれだけではないでしょうか。

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