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こんにちは、りょうです!
突然ですが、カスタードケーキってお好きですか?ふわっふわの柔らかいケーキを一口かじると、中から黄色いカスタードクリームがとろ~り。これは間違いなくおいしいです。
では黄色くて「丸くて」カステラ生地の中にカスタードクリームがたっぷり入ったお菓子と言えば、何を思い浮かべますか?……そう!アレが有名(👈アンケート結果から察してください)。
おいしいからこそ、似たような商品がいくつも全国各地で売られていて、「コレって◯◯のパクリなんじゃない?」なんて誤解されてしまうことも…(ちょっとかわいそう😭)。
そのようなお菓子の代表として、この記事では隣町で売られている2商品「札幌タイムズスクエア」と「小樽の女」を徹底比較してみました!
- カスタードクリームが入ったスポンジケーキが好き
- 北海道旅行と言えば札幌と小樽は外せない!
- あまり知られていない隠れた逸品を探すのが好き
札幌タイムズスクエア | 項目 | 小樽の女 |
---|---|---|
北海道札幌市 | 生誕の地 | 北海道小樽市 |
製造元(菓か舎)前にある交差点がニューヨークのタイムズスクエアの様に栄えてほしいという願い | 名前の由来 | 開発当時、未使用のままの登録商標であり、ふわっとした感じがイメージ的にも合っていたから |
三八(さんぱち) | 製造者 | 小樽新倉屋 |
1990年 | 発売日 | 1982年 |
194円 | 価格 /個 | 180円 |
50 g | 重さ | 50 g |
乳製品を連想させるミルクの味が強い、とろっとしたテクスチャーのカスタード、ふんわりとしたカステラ | 特徴 | ずっしりと重みのあるカスタードクリーム、薄めのしっとりとしたカステラ |
142 kcal 2.4 g 5.1 g 21.7 g 0.1 g | 栄養成分 熱量 たんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量 | 147 kcal 2.9 g 5.7 g 21.1 g 0.1 g |
あずき、ミルク、ミルク&あずき、練乳、練乳いちご | バリエーション | 宇治金時 |
なし | 受賞歴 | なし |
『札幌タイムズスクエア』は株式会社三八(さんぱち)が販売しているお菓子です。
正確には、三八が展開する菓子ブランド「菓か舎」のお店で売っています。
北海道内の直営店や土産店で、さまざまな種類のタイムズスクエアが販売されていることから、道内で実際に商品をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
味は定番のプレーンの他、あずき、ミルク、練乳などバリエーションに富んでいます。
最近では、日本では北海道にしかいない野鳥であるシマエナガをパッケージにあしらった『シマエナガタイムズスクエア』も販売中で、シマエナガファンは要チェックの商品です。北海道のお土産にも!
味はミルク、ミルク&あずきの2種類となっています。
今は無くなってしまいましたけど、昔は『しろくまタイムズスクエア』というものが売られていました。
この「キワが波うってる感じが特徴」のフォント、何ていうんだろ?
かすたどんの古印体とも少し違うし……
『旅情菓 小樽の女(ひと)』は、菓匠 小樽新倉屋が看板商品の一つとして販売しているお菓子。
小樽運河の夜景を描いたイラストのパッケージで、お土産にも好評です。
味はカスタードクリームの他、宇治金時もあります。
ところで、ここの社長さん「萩の月を◯クった」と認めているようで、その潔さには脱帽しました😄
仙台の「萩の月」がヒットしていましてね、ああいう和と洋の折衷のような商品を開発したほうがいいということで。
小樽新倉屋 社長 新倉吉晴 氏
なお、『小樽の女』の販売開始は早いです(1982年)。
「萩の月」は1979年に発売されていますから、最初に「萩の月」を追ったのがコレなのかも。
全国的に「萩の月」っぽいお菓子が売り出され始めたのは80年代後半ですから。
小樽新倉屋は明治28年(1895)に創業、120年以上もの歴史を誇る小樽市民にはお馴染みの老舗和菓子店です。
『小樽名物花園だんご』は新倉屋を代表する商品で、味は黒あん、白あん、抹茶あん、胡麻、お醤油の5種類あります。
中でも黒あん、白あん、抹茶あんの「あん」は※山型にたっぷり付けられている見た目から、店舗のショーケースの中でも異彩を放っています。
※二代目新倉慎太郎氏が考案した「あん」の付け方👉その名も”山型一刀流“
また、胡麻味は、店内で飲食する場合に限り、胡麻をたっぷりふりかけてくれて、まるでできたての胡麻だんごを食べているような気持ちになれます。
小樽市内に3店舗ある新倉屋では、店内の飲食コーナーで花園だんごをはじめとした和洋菓子が食べられます。
店舗で商品を注文する際は、親切な店員さんが聞き取りしてくれるので、メニューや購入商品に悩まれた時は相談しやすいですよ。
小樽の菓子店といえばLeTAO(ルタオ)が世界的にも有名ですが、今やどこでも買えるようになったので、むしろ観光途中で新倉屋さんに立ち寄ってお茶した方が「日本文化」を味わえますよ…とタイ人の友人達には伝えました😊
全て左側が札幌タイムズスクエア、右側が小樽の女です。
クリックすると画像が大きく表示されます。
まず、分かり易いように箱から出しました。
「札幌タイムズスクエア」と「小樽の女」のどちらも、紙箱+個包装+トレーというお土産として配りやすいパッケージになっています。
店舗では複数個が入った化粧箱入りのものもあり、ちょっとしたご挨拶にも最適です。
食べ比べてみたところ、やはり違いました。
なので食レポしまーす。
直径を比較すると、札幌タイムズスクエアは7 cm、小樽の女は6.5 cm。
サイズについては2商品とも大きな差は感じられませんでした。
生地の色については、「札幌タイムズスクエア」は黄色みがかった白、「小樽の女」はやや濃い黄色に見えます。
「札幌タイムズスクエア」は、ふわふわして軽い感じの生地。
手で簡単にちぎれて食べやすいです。
一方、「小樽の女」の生地は薄めでしっとりしている感じがします。
2商品とも食べている時のモサモサ感は感じられなかったです。
また、クリームが甘いため、生地からの甘さは感じられませんでした。
「札幌タイムズスクエア」は、やわらかめのクリームで、乳製品を連想させるミルクの味です。
クリームのテクスチャーはとろっとしています。
こちらは飲み物なしでペロっと1個食べてしまいました。
一度に何個も食べられそうな商品です。
「小樽の女」は、固めのクリームでずっしり感あり。
断面を見ても、クリームがずっしり詰まっているのが分かります。
食べてみると、クリームの甘さが強いと感じました。
一気に食べると甘さでくどくなる可能性があるため、コーヒーや緑茶といった甘くない飲み物と一緒にいただくのが良いでしょう。
個人的には一個でお腹いっぱいになる「満足感を感じられる商品」だと思いました。
今回はともに北海道内の銘菓である『札幌タイムズスクエア』と『小樽の女』を比較しました。
見た目はそんなに違いませんが、いざ並べて食べ比べてみると、味や食感の違いがはっきり分かって面白かったです。
- 札幌タイムズスクエアは、フワフワ生地にトロッとしたミルク風味の強いカスタード
- 小樽の女は、しっとりした生地の中に甘めのクリームで、お茶うけに最適
- 店内で”山型一刀流”の小樽名物「花園だんご」を食べて、「小樽の女」はお土産に買おう
札幌と小樽はセットで観光されることが多い場所ですから、観光をしながらこの2商品を実際に食べ比べることも比較的容易なのかなと思います。
ちなみに、両商品ともネットでも買えます👇
実は北海道内には、まだまだソックリなお菓子が売られているんですよね。道民って、この手のお菓子が好きなのかな?