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こんにちは、りょうです!
カステラとカスタードの組み合わせって、おいしいですよね。
黄色くて丸いカステラ生地の中にカスタードクリームが入ったお菓子と言えば、 アレ(あえて言わずw)が有名。
おいしいからこそ、似たような商品がいくつも全国各地で売られていて、「コレって◯◯のパクリなんじゃない?」なんて誤解されてしまうことも…(ちょっとかわいそう😭)。
今回はそんなお菓子(月系お菓子)の中から、栃木県で売られている「みかも月のしずく」と「ふわたま」をピックアップして、食べ比べをしてみました。
- カスタードクリームが入ったスイーツが好き
- 地元民も愛するご当地銘菓を味わいたい
- 近々、都内から栃木県に行く予定がある
栃木県は月系お菓子の激戦区です👇
各メーカーが切磋琢磨して競い合っていますので、商品のレベルも非常に高いです。
それでは解説していきます。
「かじょうあん」と読みます。
栃木市大平町に本店があり、ほかに壬生店、都賀店、武里店、岩舟店、水戸双葉台店、岩瀬店、小山城南店、ベニマル足利大月店の全9店舗を展開しています。
創業5周年の比較的あたらしいお店です。
公式HPは見当たりませんが、FacebookとInstagramで定期的に情報発信しています。
嘉祥菴は蛸屋の旧メンバー(経営破綻前の経営陣&菓子職人)で立ち上げたお店です。
蛸屋といえば「みかもの月」を作っている菓子店ですね。
#嘉祥菴 #足利市 #アシコタウン
— きっしゅ (@TOMI_children) November 25, 2021
3年前に蛸屋が買収されて足利市の店舗はなくなってしまいましたが、旧蛸屋のメンバーで嘉祥菴(きしょうあん)というお店を立ち上げたそうです。
みかもの月のしずくも以前と変わらず美味しい pic.twitter.com/oGX9EtyxMN
ひとつ心配していることがあるのですが、商品名「みかも月の雫」って商標侵害で訴えられたりしないのかしら?
蛸屋は1985年に「みかもの月」で商標をとっています(区分「菓子及びパン」で登録)👇
萩の月のパクリだと誤解されがち商品の商標登録状況しらべ嘉祥菴と現・蛸屋の関係が良好で、話がついていれば良いのですが……杞憂かな😅
嘉祥菴の本店では定期的にイベントが開催されており、キッチンカーやハンドメイドアクセサリー等が並ぶそうです。また地域のイベントへの出店、高齢者施設への出張販売、子ども食堂へのお菓子の寄付などをされており、地域に密着した和菓子屋であることがわかります。
今回は壬生店にお邪魔してきました。
大きな看板、緑と白の暖簾が目印です。
中に入ると、目の前のショーケースの中に「みかも月の雫」を見つけることができました。個人的に嬉しかったのは、ショーケースの上にあるこの表記👇
そう、「みかも月の雫」はお店のおすすめ、しかも人気No.1なのです!
月系お菓子は、販売店によっては主力商品ではないため、目立たない場所に置かれていることもしばしば。
でも嘉祥菴では主役の座に輝いております!!嬉しいですね😊
「みかも月の雫」のカスタードは自家工場で作られており、コクがあるのが特徴のようです。食べるのが楽しみです。
宇都宮市住吉町の本店のほか、双葉店、南那須店、大田原店の計4店舗を展開しています。
バリエーション豊富な甘納豆、俵型の珍しい豆大福、フルーツ大福、おせんべいをはじめ、期間限定で和風プリンなども取り扱っています。
1つの商品に対して様々な味を取りそろえつつ、新しいお菓子作りに積極的にチャレンジされている様子が伺えます。
今回は本店にお邪魔しました。緑豊かな栃木県中央公園の向かいに位置しています。
外観は黒と白を基調にした、おしゃれで落ち着いた佇まいです。
駐車場にはお店のイラストが描かれたキッチンカーが停まっていました。その日は何も販売していませんでしたが、実際に稼働しているところを見てみたいですね。
お店の中に入ると、正面にはバラエティ豊かな甘納豆が並んでいました。
こちらとショーケースの中にあるフルーツ大福が目に入りがちですが、お目当ての「ふわたま」を探しましょう。
ありました!入口を入ってすぐ左手です。
スタンダードなカスタード味のほか、ピーナッツ味とチョコレート味があります。どの味も気になるため、3種類全て購入してきました。こちらも食べるのが楽しみです!
「みかも月のしずく」は平べったく大きな和風のパッケージです。
袋の中には四角いプラスチックのケースがあり、お菓子が潰れないよう丁寧に包装されています👇
賞味期限は購入日から18日程度です。
一方の「ふわたま」はかわいいイラストで、光沢のあるビニール袋に包まれています。パッケージに包まれていても、中のお菓子が卵のように丸みがあることがわかります。
袋を開けるとすぐにお菓子が見えました。
賞味期限は夏季7日、冬季8日です。
上から見た大きさはどちらも同じくらい。
横から見ると「ふわたま」は高さがあり、ふっくらと丸い半球ドーム形をしています。高さを測ってみたところ、「みかも月のしずく」より1 cmほど高かったです。
「みかも月のしずく」のスポンジは柔らかくてキメが粗く、大きな気泡が見られます。色は濃い黄色です。
一方「ふわたま」は薄い黄色で、キメ細かいのがわかります。しかし、厚みと密度をしっかり保っている印象。
半分に割ると、底面のスポンジの厚さが不均一でした(次の画像参照)👇
「みかも月のしずく」のクリームはとろりとしています。卵の黄身のような濃い黄色です。
対して「ふわたま」はしっかりとした固さを保っており、半分に割っても断面が綺麗に見えています。色は白に近いです。量も多く、ぎっしり詰まっています。
「みかも月のしずく」は濃厚で、クリームにコクがあります。キメの粗いスポンジと口の中でよく合わさり、クリームの匂いと味が鼻に抜けていくのがわかります。
クリームとスポンジの調和がとれているのを感じます。
「ふわたま」も負けてはいません。
しっかりとしたスポンジに支えられた、たっぷり入ったクリームからまっすぐ伝わってくる甘さは食べ応え抜群。
手でちぎっても食べやすいです。スポンジもクリームも存分に楽しめるので、一個でも満足感が得られます。
「ふわたま」のピーナッツ味とチョコレート味も食べてみましたので、少し紹介します。
味のアクセントとしてクリームの中に、ピーナッツ味ではナッツが、チョコレート味ではチョコチップが入っています。
個人的にはピーナッツ味が好みです。ナッツの食感が良き。
今回は、栃木県のご当地銘菓である「みかも月のしずく」と「ふわたま」を食べ比べました。
このほかにも様々な”月系お菓子”が楽しめる栃木県。
だからこそ、どのお菓子も個性が豊かで、作り手さんのオリジナリティーが反映されているなと感じました。
- 柔らかいスポンジと濃厚なカスタードクリームが特徴「みかも月のしずく」
- しっかりとしたスポンジとたっぷり入ったクリームが特徴「ふわたま」
- 「ふわたま」はピーナッツ味とチョコレート味も楽しめる
嘉祥菴もすずらん本舗も、出張販売や新しいお菓子作りに積極的に取り組んでいるみたいなので、今後がとても楽しみです。
この記事を書きながら「栃木県内の”月系お菓子”が一堂に会するイベントが開催されないかな…」などと考え、想像が膨らんでしまいました。
今回はこの辺で。ではまた。